茶道具をぬぐい清めたり、拝見のときなどに茶器の下に敷いたり、茶碗その他の器物を扱うのに用いたりする。縦9寸(約27センチ)横9寸5分(約29センチ)の絹布。布地は塩瀬(しおぜ)を最上とし、羽二重(はぶたえ)、斜子(ななこ)、名物裂(めいぶつぎれ)なども使う。色は紫、緋(ひ)、黄、唐茶(からちゃ)などがある。現在の基本形ができあがったのは千利休(せんのりきゅう)の時代。